一年ほど前から超望遠レンズが欲しくて検討していたんですが
最終的に「SIGMA Contemporary 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM」を購入しました。
最近はコストパホーマンスに優れた望遠レンズのラインナップが増えて来て、
どれを選んでいいかかなり迷いました。
今回はなぜ数ある望遠レンズの中から「SIGMA Contemporary 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM」に決定したかを書いていこうと思います。
目的は鳥の撮影用
そもそもなぜ望遠レンズがほしかったかというと、本格的に鳥の撮影をしたかったから。
手持ちのレンズで一番長いのはsigmaの便利ズーム「Contemporary 18-300mm」の望遠端の300mm
小さな鳥を撮るにはこれでは足りないなと感じていたため鳥撮りに使えるしっかりした望遠レンズがほしいと考えていました。
400mmじゃ全然足りない
2017年にシグマとタムロンからそれぞれ望遠端400mmの低下価格な望遠レンズが出てきました。
どちらもコンパクトで取り回しが良さそうで、値段も6~7万円程度とリーズナブル。
この2本も当初候補に入れていたんですが、小さな鳥を撮る時に自分が持っている300mmでは全然足りないと感じていたので、400mmにしたところであまり変わらないだろうということで今回は500mm以上のものから選ぶことにしました。
値段は10万位で
上を見るとキリがない望遠レンズ、シグマの500mm/F2.8など200万近い値段の物もありますが、
流石にそんな物買えないので今回は10万前後のものから選びます。
望遠端が500mm以上のレンズで値段が10万円台のレンズとなると下記の5は本が候補に上がります。
AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR | SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD (Model A011) | SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2 (Model A022) | 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary | 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Sports | |
焦点距離(mm) | 200~500 | 150~600 | 150~600 | 150~600 | 150~600 |
開放F値 | 5.6 | 5-6.3 | 5-6.3 | 5-6.3 | 5-6.3 |
重さ | 2.09 kg | 1.95 kg | 2.01 kg | 1.93 kg | 2.86 kg |
フィルター径 | 95 mm | 95 mm | 95 mm | 95 mm | 105 mm |
最短撮影距離 | 2.2 m | 2.7 m | 2.2 m | 2.8 m | 2.6 m |
最大撮影倍率 | 1:4.5 倍 | 1:5 倍 | 1:3.9 倍 | 1:4.9 倍 | 1:5 倍 |
シグマのSports ラインはちょっと重すぎる
シグマのSports ラインは他4本と比べて1キロ弱重いたのがネック。
実際お店で持ってみたとき「結構重い!」と感じました。 使用の想定としては一脚や三脚はあまり使わず手持ちでの撮影がメインになりそうなので、 シグマのSports ラインは候補から外しました。 残るは4本
タムロンの旧型を今更選ぶ理由はない?
タムロンの150-600は旧型の「Model A011」と新型の「Model A022」の2種類があります。
値段差は1万5千円ほど差がありますが、新型のほうが画質が向上している他、
手ぶれ補正モードの切替や電磁絞り、最短撮影距離の短縮など各所で性能アップが図られています。
現時点で値段以外で旧型を選ぶ理由が見当たらないので今回は旧型は候補外となりました。
長ければ長いほど良い?
NIKONは望遠端が500mmなのに対してシグマとタムロンは600mm、
この100mmの違いがでかなり悩みました。
”純正の500mm”というのも捨てがたい、でも100mmの差は結構デカイ気がするし・・・・
で迷いに迷った結果「長ければ長いほどいい!!」という結論に達しました。
そもそも今回望遠が欲しい理由は鳥を撮るため、しかもカワセミなどの小型の鳥を大きく撮りたい
と言う目的が有ったので長ければ長いほうがいいと言う結論に達しました。
シグマに決めた理由
という訳でこの時点でシグマかタムロンのどちらかに絞られました。
ではなぜシグマを選んだかについて書いていきます。
USBドックはシグマ、タムロンともに有る
AF微調整や手ぶれ補正のかかり具合などを調整出来る別売りのUSBドックはシグマ・タムロンともにあります。
それぞれ設定できる項目も若干差はありますがほぼ同じ様です。
シグマはレンズケースがついてくる
シグマはレンズを入れるレンズケース(カバン)がセットで付いてきます。
ケースはかなりしっかりした作りで、ストラップも付けられるようになっています。
レンズを持ち出す際ケースに入れず抜き身で持っていくのはあまり好きではないので、
しっかりしたケースが最初からついてくるのは嬉しいです。
ちなみにタムロンは簡易ポーチ(巾着袋)だけのようです。
三脚座にストラップが取り付けられる
シグマの三脚座にはストラップが取り付けれれるようになっていて、
三脚座用のストラップも付属しています。
かなり重量のあるレンズです、カメラ側のストラップで首からぶら下げた場合のマウントへの負担が心配です。
三脚座にストラップが付けらればマウント部分への負担はかなりヘリます。
シグマにはテレコンセットがある
シグマには1.4倍のテレコンバータがセットになったパッケージがあります。
このテレコン、単体で買うと1.8万円ほどするのですが、セットだとプラス1万円ほどでテレコンがついてきます。
1.4倍のテレコンを付けると望遠端が840mmになります。これは結構大きな決め手の一つになりました。
タムロンにも1.4倍のテレコンがありますがセット販売はしていないようです。
また、単体の値段も4万ほどと少し高めです。
シグマの方が解像感が良さそう
各種レビューサイトなどで実際撮影された画像を見るとどうもシグマの方が解像感が良さそうな気が・・・
シグマはいつものシグマらしいカリカリした描写なのにたいして、タムロンは少し柔らかめの描写。
まぁ、この辺は好みの問題も有るのでどちらが優れているというわけではないですが、
個人的にはシグマのカリカリした描写が好きなので最終的にシグマに決定しました。
タムロンが優れていた点
結局シグマを選んだんですが、タムロンにもいくつか惹かれるポイントが有りました。
それらも書いておこうと思います。
最短撮影距離と倍率
シグマの最短撮影距離は2.8m、タムロンは2.2mで倍率にするとそっれぞれ1:4.9 倍と1:3.9 倍です。
タムロンの方が少し倍率が高く寄れるレンズのようです。
ただ、鳥を撮るのにそこまで寄る必要は無いかなと言うことで今回は選考基準には入れませんでした。
防塵防滴
シグマはリーリングがマウント部分のみの簡易防滴防塵構造。
タムロン簡易防塵防滴仕様ですがシーリングは可動部・接合部に施されているようでタムロンのほうが安心感があります。
ズームロックはシグマが段階式、タムロンはフレックスズームロック
シグマのズームロックは段階式で「150/180/200/250/300/400/500/600」と指標がある場所でロックが出来るようになっています。
150と600以外でロックした場合はズームリングに少し力を加えるとロックが解除される仕様になっています。
タムロンのズームロックは無段階でどこでもロックできるフレックスズームロックです。
ズームリングを少し前に押してやるとロックがかかります。
ロックが掛かった状態で少しズームリングを回すとロックが解除されます。
タムロンのほうがやや使い勝手が良さそう。
まとめ
というわけで「SIGMA Contemporary 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM」を選んだ理由を書いてみました。 次回は実際の使用感などレビューしていきたいと思います。