先日、撮影した写真を確認していたところになにやらおかしな斑点がいくつも写ってしまいました。
初めはレンズの汚れを疑ったのですが、イメージセンサーの汚れが原因でした。
今回はイメージセンサーの汚れを自分でクリニーングしてみたので簡単にまとめてみたいと思います。
汚れの原因はセンサーの汚れ
上でも書いた通り最初はレンズの汚れだと思ってレンズを綺麗にしてみましたがダメでした。
そもそも焦点距離が違う画像やレンズを変えて撮影した画像にも同じ場所にシミができていました。
原因はイメージセンサー汚れでした。
センサーの汚れを取り除く方法は大きく分けて3つ
カメラのセンサーについた汚れを取り除く方法は大きく分けて3つ。
一つ目はカメラ本体に付いているセンサークリーニング機能を使うこと。
もう一つはブロワーなどを使ってセンサーに付いたゴミを吹き飛ばす方法。
最後がセンサーを直接拭き取る方法です。
カメラについているクリーニング機能を使う
まずはカメラについているセンサークリーニング機能を試してみました。
自分が使っているNIKON D7100には「イメージセンサークリーニング」という機能が付いていましたが、おそらくほとんどの一眼には何らかのクリーニング機能が備わっていると思います。
これはセンサーを振動させてゴミをふるい落とす機能です。
で、このイメージセンサークリーニングを試してみたのですが私の場合は汚れを取り除くことはできませんでした。
ブロワーでゴミを吹き飛ばす
次に試したのがブロワーを使ってセンサー面についたゴミを吹き飛ばす方法。
D7100は一眼レフなのでブロワーを吹く前にミラーをあげる必要があります。
セットアップメニューのクリーニングミラーアップでミラーをあげることができます。
(クリーニングミラーアップはバッテリー残量が少ないと機能いない場合があります。)
シャッターボタンを押すとミラーが開くのでセンサー面を下にしてブロワーでゴミを吹き飛ばします。
この方法で一部のゴミが取り除けましたが、全てのゴミを取り除くことはできませんでした。
直接センサーの汚れを取る
最後に試したのが直接センサー面を拭く方法です。
ただしこの方法はセンサーを傷つけてしまう可能性もあるので慎重に行う必要があります。
メーカーに依頼する
最も安全な方法は各メーカーのセンサークリーニングサービスを利用する方法です。
ニコンの場合は保障が切れていても2000円ほどで受けられるようです。
ニコンのサービスセンターに持ち込んでクリーニングしてもらう場合はその日のうちに完了するらしいですが、地方に住んでいると直接サービスセンターに持ち込むのは難しく、そうなるとカメラを送って戻ってくるまでに一週間程度は時間がかかるようです。今回はそんなに待てない!!ということで自分でセンサークリーニングに挑戦することにしました。
自分でクリーニング
カメラの心臓部であるイメージセンサーは非常にデリケートです。
失敗するとセンサーを逆に汚してしまったり傷つけてしまう恐れもあります。
この方法は完全に自己責任の元行っております。
この記事を読んで行った行為で生じた損害について当ブログでは一切責任を負いませんので予めご了承下さい。
センサークリーニングに必要なのアイテムは4点、センサー面を拭くためのシルボン紙と無水エタノール、無水エタノールを入れておくためのハンドラップというビン、それと割り箸です。
シルボン紙はティッシュより少し硬め紙です。カメラ専門店に売っていました。
無水エタノールは薬局で買えました。
ハンドラップは見つからなかったのでとりあえずっ適当なボトルで代用
最後に割り箸ですが、先端を少し削って細くしておきます。
ここにシルボン紙を巻きつけて使用します。
まず先端を削った割り箸にシルボン紙を巻きつけます。
巻きつけたシルボン紙が数ミリ割り箸から突き出るような形にします。
次にシルボン紙に無水エタノールを適度に含ませます。
エタノールを含ませすぎると、拭いた時にうまく乾かずシミになってしまう事があります。
これで準備は完了!!で後はセンサーを拭き拭きすればいいのですが、いきなりセンサーを拭くのは怖かったので、
試しにレンズフィルターを拭いてみました。
何度かレンズフィルターを拭いてみて乾き具合なども問題なさそうなのでいよいよセンサーを直接拭いてみます。(レンズフィルターを拭いたシルボン紙はセンサークリーニングの前に交換します)
一回目は失敗!!エタノールのシミが残ってしまいました。 シミが残っちゃうとこんな感じに移ります。
エタノールの量を調整して再挑戦!!
で、何度かトライしましたがすべてのゴミは取りきれませんでした。 だいぶ大きく目立つゴミは取れたみたいなので、今回はここまでにしておきました。